2009年05月06日

Twitter事始め

間が空いたので今回は最近入ったInternet Serviceの紹介を書いてみようと思う。

2年半くらい前から日々気になった BlogをGoogle Reader(Blogの更新を整理・照会するサイト)で情報収集をしている。対象のサイトは今年のGW前に整理したがそれでも74サイト。そのサイトの一つにTechCrunchがある。新しいInternet ServiceやそのService Providerを紹介してくれるところだ。ここの今年の3月の記事で、アルプスで遭難したアントレプレナーのグループのメンバーがTwitterを使って遭難救助を依頼、行方不明になっていた一人は救助されたという記事が出ていた。迂遠な。。とも思いつつTwitterという言葉が脳にInputされた。
以後、Twitterという言葉を気にしつつ日々情報を読んでいくと、”つぶやき”や”ゆるい”という言葉と共にTwitterのサービスの利用者が急増していることに気づいた。

一方、今使っているipod touchはApp(ソフト)をItunes Store経由でダウンロードできるので、面白そうなソフトを物色していたところ、ソーシャルネットワーキングというジャンルでTwitterのためのクライアントソフト TwitterfonやNatsulionが上位を占めていた、無料で。

自分はサービスの本質ではなくツールから入るケースが多いのだが、今回もこのTwitterfonやNatsulionの使い勝手を試してみようと早速ソフトだけダウンロードし、Twitterのユーザー登録することにした。Twitter.comに行き、ユーザー登録。ここは無料で昔はやった紹介制ではなく誰でも簡単に登録できる。簡単に登録してから、まずは、サイトのインターフェースを使ってTwitterを利用してみた。

 Twitter は世間の紹介記事に書かれているとおり、ブログ+チャットのようなサービスだった。登録するとブログのようにTwitterのサイト上にアドレスが作られる。そこに書き込んだ140字以内のTweetとよばれるコメントが時系列で延々と連なるというもの。とてもシンプルだ。また、他の人のコメントも"following"という機能で勝手に見ることが出来るので有名な人のコメントを閲覧することもでき、@マークと相手のユーザー名を入れることでチャットのような使い方もでき、とブログより気楽にコミュニケーションがとれるようだった。

ここ1ヶ月弱使ってみての感想はmixiに入りたての頃を思い出すという印象だ。残念ながら知り合いの中でTwitterをやっているという話は聞いたことがなかったので、このTwitterのコミュニティ内で有名な人を勝手に followingして遊んでいる。Richard Branson, Ryuichi Sakamoto , Martha Stewart , Larry King とか。。その人々の日々の考えが直に伝わるようで、これははまるんだろうな、と素直に感じた。

TwitterというServiceは書き込むサイズが決まっているので、ブログほど気負うことなく日々の雑感を書き込めるし、勝手にfollowingし勝手にRetweet(相手の発言にコメントを入れる)することで気楽に相手に入り込めるところが良いのではないかと思っている。それと鉄道の運行状況や、AmazonやItunes Storeの安売り情報など速報性のある情報が有志あるいは企業から発信されていて、情報が早い段階で手に入れられるのでいろいろな使い方が考えていけそうだ。mixiなどSNSが少し停滞した感があるので、こちらを深入りするのも良いかと思う。

ipod touchのソフトの方は、Twitter向きに良くできているので時間があればこのブログに書いてみようと思う。

http://twitter.com/
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2009年02月21日

Human Calendar

最近、良く読んでいるBlogに書かれていたカレンダーのサイト。
みんなの目線の先を追っていくと日にちがわかるというもので、
たくさんの人が楽しんでやっている、明るい雰囲気がいい。

human calendar.JPG

http://www.humancalendar.com/

なお、このカレンダーには縮小版もあって、例えば自分のiGoogleの画面だと以下のようにみえる。

igoogle.JPG

こういう写真を使ったカレンダーのアイデアの元は "Human Clock”というサイトらしく、そちらはたくさんの写真を用いて時間を表現しているので暇なときに見るとよいかも。

http://www.humanclock.com/clock.php
posted by ぴえ〜る at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

四十而不惑

とうとう不惑のとしとなった。
だが実態は不惑と言うにはおこがましく、まだあれこれ迷う。不惑の年になったと言うよりもこれからぶれない芯をつくることで不惑になり、その後論語のスケジュール通り、”知命”、天命を知ることができればと思う。

昨日昔からの友人と2,3年ぶりにお酒を飲んだ。そこで自分というものをいかに作りあげていくかという課題と共に、今の会社の環境・人間関係がいかに恵まれているかをあらためて感じさせられる話が出来た。またビジネスにおいてなにが大切であるかという自分の今の考えが確認でき、これからの種々の選択での根っこが見え始めたように思う。(ありがとうございます。話と酒代と。)

話は変わって、年末から今年にかけて、またいろいろ読んでいる。

白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)
松岡 正剛
平凡社
売り上げランキング: 507
おすすめ度の平均: 4.5
4 もうすこし呪術的感覚があれば
3 筆者の思い入れをどう受け止めるか
5 編集の達人が案内する白川漢字学
5 これ以上ないような白川静さんの入門書
5 白川静の見事な鳥瞰図





海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈上〉 (中公文庫)
塩野 七生
中央公論社
売り上げランキング: 82175
おすすめ度の平均: 5.0
5 ヴェネツィアの興亡
5 ローマ人の物語シリーズが終わることを心配な方へ・その3
5 ヴェネツィア大好き
5 地中海で隆盛を誇った貿易国家を描いた、警句と示唆に富んだ作品
5 イタリアの好きな人も歴史が好きな人も




国まさに滅びんとす―英国史にみる日本の未来 (文春文庫)
中西 輝政
文藝春秋
売り上げランキング: 158828
おすすめ度の平均: 4.0
5 類例がない
5 必要♪
5 日本に今一番必要なこと
5 責任ある人の読む警告の書
1 「衰退」とは何ぞ?





スカイ・クロラ (中公文庫)
森 博嗣
中央公論新社
売り上げランキング: 4680
おすすめ度の平均: 4.0
5 シリーズ全作と他の方のレビュー読後の感想
4 限りなく言葉の使い方を工夫している作品
4 空を這う者。
2 ミステリアスな『ファンタジー』
1 表現したいものが表現しきれていないのでは?



最初の白川静以外は以前買ったものの再読。白川静は文学博士。彼が漢字の研究をおこなうなかで文字(漢字)の持つ時代の記憶をいかにして読み取ったのかが感じたくて購入したもの。もとの目的部分も楽しく読めたが、彼が”日本を含んだ東洋古代の世界観”を突き止めるために文字を解読していたことを知り、志が大きいのだということを感じそこも興味深く読んだ。

これ以外で今年読み始めたものの中でヒットは電子書籍として読んだ芥川龍之介。
”或阿呆の一生”
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/19_14618.html
自分自身を第三者的にすこし諧謔的に見た描写と読者に想像を強制するぶつ切りの言葉。わかるようでわからない内容だし、トーンも暗い。だが最近ストレートな内容のものを読んでいるせいか余韻が楽しめる。

これを機に今年は青空文庫で芥川龍之介を制覇してみようと思う。






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2008年11月26日

孫子

今週末は仕事だった。少し空いている行き帰りの電車の中でiPodで"SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI"というpodcastの様々な人のおしゃべりを聞きながら、気になっていた本を読んだ。

孫ピン兵法―もうひとつの「孫子」 (ちくま学芸文庫 ソ 3-1)

筑摩書房
売り上げランキング: 122839
おすすめ度の平均: 5.0
5 もう一つの『孫子』



 子供の頃「孫子」は戦略論の本として読んだことがある。孫子と呼ばれる人が二人いたらしいということまでは何かの本で読んで覚えていた。呉(国)の孫武と斉(国)の孫ピン。この本は司馬遷の史記にも載っている斉の孫ピンについて書かれたものだ。孫ピンはその知能をやっかんだ学生時代の友人に裏切られ刑罰を受けつつも、その後軍師となり非常に優秀であったようだ。

 書かれている内容は、戦争技術もテクニックよりも心理的なかけひきの記載が多い。また、戦争を実施する際のプラン、兵のモチベーション、敵国の分析、君主から武将へのデリゲーション、戦争のセオリー重視、武将間のチームワーク、民や兵からの信頼。Derailment Factorと表現するのがよいと思うが武将の素質上の欠点を列挙したものまである。これら今のビジネス書なら、ふつうに書いてある内容が2000年以上前に淡々と記載されていると言うことが面白く感じた。

また、今の書籍はコンパクトな紙に書かれているが、この本の元となる内容は30年前に中国で発見された長さ27cm強、幅5〜9mm、厚さ1〜2mmの竹簡の山。昔は読書だけで大変手間のかかる取り扱いだたようで苦労が忍ばれる。

昔の人の苦労を思い返していたときに上述のAVANTIでは、葉加瀬太郎が革靴を愛でる革靴フェチの話を楽しそうにしていた。本の内容やそこから読み取れる当時の人々の考え方を愛でるというのも同じくフェチ的な行為なのかもしれない。
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2008年11月04日

ムハマド・ユヌス自伝

この連休は仕事の都合でちょっと落ち着かなかったが、合間を見て興味ある本を読んだ。2006年にノーベル平和賞を取ったムハマド・ユヌス氏の自伝だ。前々からグラミン銀行、マイクロクレジットなど名前だけ聞いていたが、学者さんだったことを知り理論と実践の調整をどのようにおこなったのかと思い手に取った。

ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家
ムハマド ユヌス アラン ジョリ
早川書房
売り上げランキング: 9100
おすすめ度の平均: 5.0
5 貧困のメカニズムを理解する
5 強く推薦できる、素晴らしい本。働く人、これから働く人、みんなに読んで欲しい。
5 静かなる情熱の人
5 貧困の世界がわかります
5 お勧めです



グラミン銀行はもともとバングラデシュの貧困層に向けた低額での無担保融資を行い経済的に自立をめざすための組織でこのユヌス氏が国の貧困をみてチャレンジしたことで始まったものだ。

自分のそもそもの理解ではとても単純に低額貸し付けのシステムとしか考えていなかったが、実際は、5人程度の家族以外で目的を同じくした互助グループを作り相互にチェック・支援すること(ちなみに連帯責任とは書いていない)、週毎での低額返済を求めることで返済の負担を減らすこと、貸し付けもこのグループの2人ずつが着実に返済できるか確認しながら進めること等、徹底した現場主義で試行錯誤した上、とても考えて作り込まれているシステムが組み上げられていた。

また、学問としてのプロジェクトを政府・他の銀行と調整しトライアルをすすめながら、実組織として運用できるところまで業務を洗練させている粘り強さと貧困をなくしたいという情熱には感心させられた。

本書にはユヌス氏の主軸となる貧困についてのメッセージが多い。以下にちょっと気になったものをメモしておく。

  • 貧困とは、人々の周りを高い壁で取り囲むようなもの。
  • 貧困とは、人間の心と体を麻痺させてしまう病気なのである。
  • 貧困は貧しい人たちが作りあげたものではない、社会の構造と政策によって作りあげられたものである。
  • 真に貧困の根絶が始まるのは人々が自分の運命を自分で操れるようになるときだ。
  • 貧しい人は訓練を受けていなかったり、読み書きができないから貧しいのではないことが理解できないはずがない。労働の見返りで得た金を持ち続けることができないから貧しいのだ。
  • 施しをするのは貧困の解決にはならない。


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2008年10月16日

物語フランス革命

どうも、前々からフランス革命は周辺の話しか知らないと感じていたがきちんと本を読むのも敷居が高いし、と常々思っていた。周辺というのは学生時代にツワイクの「ジョセフ・フーシェ」から入り、「ナポレオン」を英国海軍の視点でかじり、最近になって「タレイラン」を読んだ、という偏った読書歴による。

ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 (岩波文庫 赤 437-4)
シュテファン・ツワイク
岩波書店
売り上げランキング: 78701
おすすめ度の平均: 5.0
4 権力に魅入られた良心
5 フランス革命の心理戦と裏面史
5 とにかく面白い伝記
5 フランス革命の立体史





タレイラン評伝 上巻 (1) (中公文庫 D 23-2)
ダフ・クーパー
中央公論新社
売り上げランキング: 611527
おすすめ度の平均: 5.0
5 メッテルニヒも辟易したタレイランですが
5 イギリス外交の真髄?


こういう問題意識をもっていたのだが、先日見つけた中公新書の新刊「物語フランス革命」は中心となる革命の話が非常に良くまとまっている本だった。

  • 何故革命がおこったのか。
  • ルイ16世はどのような失策でこの境地におちいったのか。
  • 革命家達の主導権争いはどのように推移したのか。
  • ジャコバン派による恐怖政治は何故始まり、どのように終焉を迎えたのか。
  • 恐怖政治を生き延びた人はどんな人か。
  • ナポレオンはどうやってこの幸運をつかんだのか。

こういったことがよくわかる。

学術的には言い切ってしまうと論争になると思うが、初めての読者にわかりやすく歴史と伝え、埋もれてしまいそうな一般の人々のことを記していて参考になった。

。。。のせいか最近記憶力に自信がないが、歴史的事実や人の振る舞いについての知識はきちんと復習して自分の身にしていきたいと思う。

物語フランス革命―バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで (中公新書 1963)
安達 正勝
中央公論新社
売り上げランキング: 33331
おすすめ度の平均: 5.0
5 フランス革命のドラマもこれですっきり
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2008年10月15日

ランドセル

小学校1年生のシンボルと言えばランドセル。



長男坊が来年1年生になるのでこの連休最後の日に実物を見て決めようと言うことになった。
長男坊も楽しみにしているらしく、他の日がすべて出社で相手をしていなかったせいであるが、嫁さんが以前よりチェックしていたお店に行くことにした。

写真は撮らなかったが店内にはいろいろな種類、牛革、合皮、コードバン(馬の革)、で作られた製品がおかれていてたくさんの親子であふれていた。ランドセルの色も、黒、紺、赤、茶、緑とカラフル。それ以外にもヌメ革のランドセルがあって6年間の風合いを楽しむ、といのもあり、自分が子供の頃の状況はわからないが、さすがになかったはず。自分はヌメ革なんて30歳になる頃に存在を知ったぐらいなので親の世代のこだわりを見込んでメーカーもがんばっているなぁと思う。

うちの長男坊は本人選定で濃い緑色のランドセルに決定。2月納品と言うことで来年を楽しみに待ってもらうこととした。



2936656037_54760198dd.jpg


なお、このお店は工場が隣接していて実際に作っている様子も見ることができる。壁にはランドセルで使われる型が取られた革がかざってありその下にはたくさんの製品がおかれていた。

2937508858_df991b0537.jpg

こうやって作るのだと言うことを見るのは結構いい経験になるのではないかと思う。ちゃんと見ていれば。
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2008年10月01日

来年の手帳を選ぶ

例年よりも2ヶ月以上早く手帳を購入した。
この2年ほどQuo VadisのBusiness PreStageにしていたが、違うものにしてみた。今年は仕事のパターンが去年と異なっている。普段のスケジュールも自分以外の人も予定を(勝手に)押さえれるようにする必要があり、Lotus Notesのカレンダーへの登録が主体となっていた。

なので手帳はPrivateが書きこめてキーとなる会社のスケジュールが転記できるもっと小振りでよいかと考えた。丸善で幾つか物色した結果、どうせだからと、これまでチェックしていなかったブランドでかつ小さめのものに食指が動いた。

買ったのはBrepols社のOmniPlan。

http://www.brepols.com/index_en.html

Sizeは9x16 cm の薄型で見開き1週間。横型。
8-20時が書き込めるが、Quo VadisにあったDominantのようなメモ欄はなし、というシンプルなもの。カバーは3色くらい合った中から選んだ黒とした。

2902527278_1489cc00fa.jpg

ここまでくると、選ぶことも使うことも、ただの道楽である。
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2008年09月25日

ユナイテッド93

家の前の道路工事に使われているバルーン投光器のことを書こうかと思ったが、良い写真がなかったので今週読んでいた本のことを書いてみる。今さらという感はあるが。。911から7年が過ぎ、振り返っていた一冊。


ユナイテッド93 テロリストと闘った乗客たちの記録 (光文社文庫)
ジェレ・ロングマン
光文社
売り上げランキング: 335580
おすすめ度の平均: 3.5
4 物語構成とかどうとかよりも、まずは事実を。
1 アメリカのプロパガンダ本
4 アメリカの視点からの911の記録ドキュメンタリー
5 実在の人物、実際起こった事件として
4 9・11の目撃者として
早朝の便のため、乗務員乗客が40名+テロリスト4名という少ない人数だったらしい。彼らが犠牲になった他の3機の人々と違ったのは出発が遅れたために他が建物への突入したと家族との連絡で知っていたことだった。

人にはそれぞれ人生がある。それを絶たれる可能性があっても生きるため、他の人を助けるために立ち向かったふつうの人々。そしてその家族の話が主軸で書かれていた。英雄的に生きる必要はないと思っているが、自分が適切な判断ができるのかな、と思いかえしながらその瞬間に対応した人々のふだんの生活を読んだ。
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2008年09月23日

最近読んだコミック

レンタルビデオのTsutayaさんでは去年の春ぐらいからコミックのレンタルもおこなっている。
「神の雫」も「エリア88」とともに先日(といっても既に1ヶ月半前)、前々から気になっていたあるコミックを借りた。


皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)
佐藤 大輔 伊藤 悠
集英社
おすすめ度の平均: 4.5
5 圧倒的な読み応え
5 難しい漢字と単語が多すぎ
4 私も原作未読です
5 食わず嫌いは損
5 戦記ものとしての出来栄えは優良と言うしかない。


内容は架空戦記物。日露戦争(とおいむかし児島 襄 の作品を読んでから若干ライフワークになっている)の状況をベースにしているあたりで惹かれたのだが、似ているのは幾つかの前提だけ。大陸から来る帝国軍が島国の皇国軍を侵略するという状況下にファンタジーの要素をとりこんだものであった。たとえば ... 天竜(生きた航空機)、サーベルタイガー(接近戦の兵器)、導術(通信・無線)。解説が多く用語・単語もマニアック、字をたくさん読まないと理解できないコミックとなっており、ファンタジーの要素が入ってくるから敷居が高めだが、話の展開としては、これがなかなか良くできているし、主人公の新城とそれをとりまく面々の人物描写も細かい。戦術展開もきちんと書かれていてまともなように思える。(何より最初の頃の上官を見捨てるあたりのエピソードでの判断がリアルな感じもする。)吸い込まれるようにコミック全巻は読み終えた。

気持ちよく読み終えたのだがAmazonで調べると原作本があるということだったのでそちらは大人買いで購入した。

皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア)
佐藤 大輔
中央公論社
売り上げランキング: 5842
おすすめ度の平均: 4.5
5 19世紀初頭程度の技術を背景にした架空戦記
4 歴史の講義がちょっとうるさいけど、面白い。
4 マンガに魅かれて買ったクチだけど…
4 ありそうで無かった、仮想ファンタジー世界近代戦の傑作
5 完全な架空世界における戦争小説


コミックを読んでいなかったら、この表紙では買わなかったと正直思う。読んでみると原作本だからシチュエーションも同じ。主人公の新城直衛がより屈折した人間という感じもするが、読むと軍の指揮系統の厳格さ、絶望的な状況下で戦う者の考え方なども細かく書かれており話の広がりも良くできていた。新城が強調している上官がなんでもかんでも全責任を負うという考え方は、東京裁判にはじまる戦後の思想からはあわないが、そういう意識で行動するという点では理解できる。
幾つか最初の頃と最後で人物の位置づけが変わったりもしていたが根本の話が良くできているので読み物としての魅力は損なわれなかった。

ある一定の状況下で人がどういう判断をするのか、その判断するという作業は本来とても重要なのだがより上の視点からみるとどういうふうに取り扱われてしまうのか、ということを読みながら考えさせられるだけの細かさと表現力がある作品となっている。

久々に読み応えのある本だった。架空戦記もあなどれない。
posted by ぴえ〜る at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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